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日焼けのメカニズム|飲むvs塗る日焼け止めの効果

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    日焼けのメカニズム|飲むvs塗る日焼け止めの効果

    日焼けのメカニズム

    肌の構造と日焼けによるメラノサイトの活動の仕組み

    日差しがある時に一定の時間を日差しの中で過ごすと、肌が赤くなり熱を持ってしまいます。これがいわゆる「日焼け」と呼ばれる状態です。日焼けは表皮といわれる部分が日光によって火傷を起こした状態を指します。

    肌表面の表皮と呼ばれる部分は、「角質層」「顆粒層」「有蕀層」「基底層」という4つの層で作られています。表皮を形作る細胞は基底層で生成され、有蕀層、顆粒層、角質層と徐々に押し上げられ最後は角質層から垢として剥がれていきます。この一連の流れがいわゆる肌のターンオーバーで、肌のターンオーバーは28日周期で繰り返されます。

    今、肌の表面で垢になろうとしている細胞は、28日前に基底層で生成されたものという事です。表皮を生成する基底層には基底細胞(ケラチノサイト)とメラノサイト(色素細胞・メラニン細胞)と呼ばれる2種類の細胞があります。

    およそ7〜36の基底細胞に対してメラノサイトが1の割合で存在しており、紫外線の当たりやすい部分ではメラノサイトの割合が増える特徴を持っています。肌が紫外線を浴びると、まずは角質層が紫外線を反射して、皮膚の奥に入り込む量を減らそうとします。

    その角質層を通過して内部に侵入した紫外線に対して、細胞を守るために基底細胞が活性酸素を発生させます。活性酸素の本来の働きは、このように体に入り込んだ細菌や異物などから細胞を保護する目的なのですが、活性酸素が増えすぎてしまうと逆に細胞にダメージを与えて肌が老化してしまいます。

    このダメージを和らげようと情報伝達物質がメラノサイトに働きかけて、肌を守るために肌の色素を濃くするように伝えます。指令を受けたメラノサイトはアメーバーのように形を変えて有蕀層まで広がっていき紫外線からの攻撃を防御しようとします。

    それと同時にシミの元になるチロシナーゼという酵素を活性化させていきます。活性化したチロシナーゼは酸化して、チロシンというアミノ酸をメラニンへと変化させていき、黒っぽい色素が表皮に生成されていきます。

    つまりメラニンはメラノサイトが活発になったときに大量に作られ、紫外線を吸収して真皮への侵入を防ぎ、紫外線が皮膚細胞を壊すのを防いでいるのです。

    メラノサイトが活躍する場所とメラニンの役割

    メラノサイトが存在する場所

    メラノサイトは主に皮膚の表皮部分や毛球、眼の網膜や脈絡膜、口腔や食道、腸管といった粘膜などに分布しています。腕や顔といった日光に当たりやすい部分や色素沈着が見られる部分には多く存在しています。1つのメラノサイトはおよそ5〜12個の基底細胞にメラニンを供給します。

    メラニンの役割

    日本人に多く存在する茶〜黒系のユーメラニン色素は、紫外線が体内奥深くに侵入して細胞を傷付けるのを防御してくれます。更に、紫外線が原因で発生する活性酸素を中和してくれる働きも持っています。これにより皮膚がんや皮膚のトラブルも防いでくれます。

    逆に白人に多く存在するフェオメラニンは紫外線に当たると、活性酸素を増やしてしまうので、白人に皮膚がんが多くなる原因とされています。

    それ以外では毛球のメラニンが髪の毛を黒くしてくれる、体にとって有害な金属や薬剤を取り込んでくれるといった働きもあります。眼の網膜や脈絡膜に多く存在するメラニンによって、光りが眩しく感じられるのを緩和してくれる働きなどもあります。

    肌の表面に出来たメラニンは肌のターンオーバーによって垢と一緒に剥がれていきます。しかし過剰に作られたメラニンがターンオーバーの乱れで基底細胞にとどまると、色素沈着がおきてシミを作ってしまいます。ターンオーバーを正常に保つ事がシミのない肌を作るといえます。

    飲む日焼け止めの効果

    飲む日焼け止めの仕組み

    飲む日焼け止めが肌に当たる紫外線にどのように効果を発揮するか、その仕組みはどのようなものなのでしょう。

    飲む日焼け止めを使用した場合、体は一度肌の表面に紫外線を浴びる事になります。紫外線を浴びた表皮では基底細胞が活性酸素を発生させます。それによりメラニンが増加していきます。飲む日焼け止めは、このタイミングで作用します。

    活性酸素の働きを抑制する「水溶性抗酸化力」、紫外線によりダメージを受けた細胞が傷を広げないように、酸化を促す成分を防御する「脂溶性抗酸化力」、日焼けによる炎症が元でおきてしまう細胞の劣化を抑える「抗炎症効果」、このような抗酸化作用を持つ成分を摂取する事で、活性酸素によって生まれるダメージを中和する事が可能です。

    飲む日焼け止めの代表的な成分

    ローズマリー葉やシトラス果実から抽出された、強い抗酸化作用を持つ『ニュートロックスサン』という植物由来のポリフェノールやトマトなどに多く含まれているリコピン、他にも果実などから抽出した抗酸化作用を持つエキスや美白に効果のある成分などを含んでいます。

    これらの事から、飲む日焼け止めは紫外線対策だけでなく、美容の為のサプリメントとしても効果があるといえます。肌の健康の為にも欠かせない成分が豊富に含まれているので美肌を保つ意味でも飲んでみたいサプリメントです。

    飲む日焼け止めの有効範囲

    飲む日焼け止めは内服で使用するため、肌だけではなく、メラノサイトが活躍する眼や髪の毛にも効果があります。

    眼の場合、紫外線を受けると網膜や脈絡膜だけではなく体もメラニンを増やそうとします。また眼自体も日焼けをし、角膜などが傷つき、白内障やその他の眼病を発症させる事もあります。抗酸化作用を持つ成分を服用する事で細胞の劣化を抑え眼病の予防にも繋がります。

    飲む日焼け止めの持続時間

    商品によって異なりますが、日本製の商品の中には24時間効果が持続するものもあります。1日一回服用するだけであればかなり手軽です。人によって即効性を感じにくい場合もあるので、継続使用をおすすめします。

    塗る日焼け止めの効果

    塗る日焼け止めの代表的な成分

    塗る日焼け止めの2大成分は「紫外線吸収剤」と「紫外線反射剤(散乱剤)」です。紫外線吸収剤は日焼け止めを塗る事で、肌の上で化学反応を起こさせ、熱エネルギーという形に変えて日焼けを防ぎます。使用感は良いのですが、合成成分など肌に刺激が強い成分となります。そのため敏感肌の人は肌荒れの原因になる場合もあります。

    紫外線散乱剤の方は白浮きしやすかったり、つけ心地があまり良くありませんが刺激が少なく、肌への負担は少ないのが特徴です。ただ厚く塗りすぎると、皮脂を吸収しやすくなり肌の乾燥の原因になります。

    塗る日焼け止めの有効範囲

    塗った範囲だけが有効範囲になります。ただし、日焼け止めは二度塗りが基本で塗りムラを減らさないといけません。

    塗る日焼け止めの持続時間と使用量

    水や汗に弱いので、まめな塗り直しが必要です更に時間の経過で紫外線カット力はどんどん低くなります。数時間おきに塗り直さないと効果は薄くなってしまいます。

    また日焼け止めの適量を使用している人は少なく、そのため十分な効果が得られていない事もあります。適正な使用量は顔に対して500円玉くらいです。

    日焼け止めは塗ってすぐではなく、肌にしっかりと馴染ませるように塗り込み、30分くらい経過したあとから効果があらわれます。肌が乾燥している場合は日焼け止めを塗っても十分な効果が期待出来ません。肌をしっかりと保湿してから使用しましょう。

    古くなった日焼け止めは効果が期待出来ません。日焼け止めは開封すると酸化が進み紫外線カット力は減ってしまいます。更に使用する事で肌トラブルを引き起こす原因にもなります。日焼け止めはワンシーズンで使いきるようにしましょう。

    塗る日焼け止めの効果をしっかりと発揮させるためには、思った以上に細かい使用上の注意がありました。肌の為にも飲む日焼け止めとの併用が良いかもしれません。

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